TM-SQUARE ZC32S ボディワーク 空力解説 フロントバンパー ②

2014年02月14日(金)

 

 

さぁ~、今夜は、

TM-SQUARE ZC32S  の フロントバンパー に装着されている、

カナード形状の造形物 と、アンダーパネルのことを 解説したいと思います。

 

 

 

 

まずは・・・・・、

 

 

 

ダウンフォース 発生 メカニズム Vol.2

 

「一体式 カナード により ダウンフォース を発生させるべし」

 

 

 

 

 

 

 

 

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TM-SQUARE ZC32S フロントバンパー 最大の特徴である一体式 カナード。

フロントコーナー にて、有効な ダウンフォース を発生させるため装着された

片側2枚の一体式 カナード は、小型ながら抜群の効果を誇ります。

 

また、カナード により発生する ダウンフォース は、ボディ 下面や、ウイング 等で

得られる ダウンフォース と違い、とっても マイルド なことが特徴。

 

ロール や ピッチング といった、車両側の動きに、ダウンフォース が

あまり影響されることなく、いつでも、安定した ダウンフォース を得られることも、

大きな メリット となります。

 

 

 

なお、カナード は、スピード 域があまり高くなくても、

安定した ダウンフォース を得れるという メリット がある反面、

ドラッグ が大きいという、デメリット を持ち合わせています。

 

 

よって、あくまでも、TM-SQUARE の カナード は、「小型」 であり、

 

最小限の 「ロス」 で、

必要な分だけ ダウンフォース を得ることに、コダワリ があリます。

 

 

 

 

そして、この一体式カナードは、バンパーと同色なら 「さりげなく」

バンパーと違う色なら、「圧倒的な存在感」 を主張しますので、

配色 (塗り分け)により、大きく イメージ が異なります。

 

ちなみに、弊社 デモカー の塗り分けは、

 

カナード上部 & アンダーパネル    → ブラック

フロント グリル部              → ガンメタリック

 

となります。

 

 

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また、一体式 カナード は、

塗り分け方と、撮影する角度により、かなり薄く見えますが、

 

 

 

 

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じつは、シッカリ 厚みがありますので、

強度的にも、ルール 的にも、問題ありません。

 

 

 

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では、次は、フロントバンパー の下面で発生させる

ダウンフォース について解説したいと思います。

 

 

 

 

 

ダウンフォース 発生 メカニズム Vol.3

 

「アンダーパネル にて ダウンフォース を発生させるべし」

 

 

 

 

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フロントバンパー 下部を フラット な アンダーパネル (床板) で覆うと、

走行中、大量に ボディ 下面に流れ込む空気が、より スムーズ に抵抗なく

通過できるようになります。

 

すると、アンダーパネル 下を 通過する空気の流速が上がり、

この部分の圧力が一気に低下。

結果、フロントバンパー 下部が、強力に路面に吸い寄せられることから、

低 ドラッグ にて、大きな ダウンフォース を発生させることが可能となります。

 

 

 

TM-SQUARE ZC32S フロントバンパー は、

アンダーパネル と路面間にて発生する この ダウンフォース を

有効に活用するために、後方まで延長された 長さ 510mm の フラットパネル を装着。

 

また、アンダーパネル 後端には、タイヤ の内側に向かう部分が

幅150mmの アップスイープ 形状に加工されており、

この部分でも、通過する空気の流速を上げ、ダウンフォース を発生させています。

 

 

 

 

 

いかがでしょうか?

ダウンホース 発生の メカニズム ご理解いただけたでしょうか?

 

この ダウンフォース は、マジ に強烈!

車速が上がれば上がるほど、

路面に、クルマ が、「ピタッ!」 と、くっ付いたように感じる

あの感覚は、いや~、たまりません・・・・・・・・・・。

 

おまけに、ドラッグ を作って、ダウンフォース を出しているのではなく、

フロントバンパー の下を流れる 空気の負圧により、

ダウンフォース を発生させていますので、低 ドラッグ というところも、

なかなかの優れものなのであります。

 

 

また、前回お伝えした、タイヤハウス 内の圧力を抜くことは、

車体の リフト を抑制するだけではなく、

アンダーパネル 下 を通過する 空気の流速も上げますので、

まさに、相乗効果 なのであります。ハイ。

(ホント 空力は、深い・・・・・・)

 

 

 

 

 

それから・・・・・・・・、

 

フロントバンパー を導入したら、

路面と バンパー が、擦らないか 気になって・・・。

 

という方もいらっしゃるかと思いますが、

ノーマルバンパー にて、ガッツン ガッツン 路面と バンパー が、

擦っているような、道路を走行しているのなら大問題ですが、

一般的な舗装路なら、田中は、まず擦らないと思いますよ~。

 

 

 

理由は、

 

① 一番路面に近い、フラットパネル の高さは、純正 バンパー に装着されている

ゴム 製の モール と同じ高さに設定されていること。

 

② スイフト は、オーバーハング (フロントタイヤ から前に位置する車体部分) が、短いこと。

 

 

 

上記の2点からです。

 

 

 

 

 

特に、立体駐車場の スロープ 等で、擦るか擦らないかは、

オーバーハング の長さに左右される部分ですよね~。

 

 

その点、スイフト は、オーバーハング が短いことから、

低めの車高設定には、有利ですね!

 

 

 

ですから、ポイント は、純正の フロントバンパー に装着されている

ゴム 製の モール が、現在の使用状況で、タッチ しているかどうかが、

判断基準になると思います。

(あっ、ちなみに、モール の厚さは、34mm です)

 

 

 

では、次回は、サイドステップ の 空力解説 を行いたいと思います。

 

 

 

TM-SQUARE ZC32S ボディワーク 空力解説 フロントバンパー ①

2014年02月13日(木)

 

さぁ~、今回から、本格的に はじまる

田中ミノル の ウルトラマニアック な 空力解説!

 

 

 

まずは、フロントバンパーから、早速、はじめてみたいと思います!!

 

 

 

 

 

ダウンフォース発生メカニズム Vol.1

 

「タイヤハウス内の圧力を 減少させるべし」

 

 

 

走行中、フロントバンパーの下を通過した空気の一部は、直接フロントタイヤに

当たることから、タイヤハウス内には、大量の空気が流れ込みます。

結果、タイヤハウス内は、かなりの正圧状態(圧力が高い状態)となり、

クルマが浮き上がろうとする力 (リフト) が発生してしまいます。

 

 

 

そして、ダウンフォースの大敵である このリフトを抑えるために、

タイヤハウス内の 圧力上昇を抑制すること が、とても重要となるのです。

 

 

 

 

 

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図のように、走行風(水色のラインア)が、タイヤを直撃することで、

タイヤハウス内の圧力が上がり、車体を持ち上げようとする力 (リフト) が働いてしまいます。

 

 

リフト の発生は、車体を地面に押し付けようとする力 (ダウンフォース) の大敵であり、

いくら他の部分で有効なダウンフォースを得ても、打ち消されてしまいます。

 

 

 

 

 

そこで、このリフト を抑制する 「キモ」 は、いかに効果的に、

タイヤハウス 内の空気を抜くことができるかどうかです。

 

そのためには、下図のように、車両前面に当った風を横方向に流し、

流速を上げて フェンダーアーチ の前方で、一気に剥離させることが、有効となるのです。

 

 

 

 

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このように、フェンダーアーチの前方で、風を一気に剥離させると、

この風に、タイヤハウス 内の空気が、下図、ピンクの斜線箇所(下図)から引っ張られる

ことで、タイヤハウス 内の空気が抜け、圧力が下がります。

 

 

 

 

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そして、より効果的に風を剥離させるためには、

クルマ の前面に当った空気が車両 サイド へと進み始める地点と、

最終的に空気が、剥離する地点までの距離を十分にとることです。

 

 

この距離が長く、形状的にも凹凸が少ないと、ボディに沿って進んだ空気は、

流速を上げて フェンダーアーチ の前方で、一気に剥離するのです。

 

 

 

 

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また、より多くの空気を タイヤハウス 内から引き抜くためには、

フェンダーアーチ の前方から、できるだけ外側に向かって、

角度が付いた状態で、風が剥離する方が有利です。

 

そこで! TM-SQUARE の フロントコーナー は、

特徴的なシルエットとなる 逆R(エグレ)形状になっているのです。

 

 

 

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この独特の形状により、フェンダーアーチ の前方から剥離する風は、

大きく外側に向かいますので、タイヤハウス 内から、大量の空気を

引き抜くことが可能となります。

 

 

 

 

いや~、フロントコーナー の形状って、奥が深いですよね~。

 

 

でも、まぁ~、このコーナー の形状が、ダウンフォース の

「キモ中のキモ」 となりますので、とっても重要な、部分なのであります。

 

 

 

 

 

では、次回は、

カナード & アンダーパネル の解説を行いたいと思います!

 

 

 

 

 

 

マニアック・・・・、ですね・・・・。

TM-SQUARE ZC32S ボディワーク 空力解説 (イントロ)

2014年02月07日(金)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回から、数回に分けて、

TM-SQUARE ZC32S ボディワーク に、田中が盛り込んだ、

ダウンフォース発生の メカニズム と、

空力における アドバンテージ を みなさんに、

お伝えしようと、思っております。

 

 

まぁ・・・・、田中が、なぜ、ここまで、空力 オタク なのかは、

こちら の ブログ で、ご確認いただければ・・・・・・(笑)

 

 

 

 

 

 

では、まずは、TM-SQUARE ZC32S ボディワーク の

ポリシー から、ご紹介しましょう!!

 

 

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ホイールベースの延長、フロントオーバーハングの増大により、走行中の

安定感が大幅に向上したZC32S。

 

よりマイルド方向となったステア特性は、スポーツドライビングの大きな

武器となる反面、バランス的には、どうしてもアンダーステアが強くなって

しまいます。

 

 

 

 

そこで、TM-SQUARE では、フロントバンパー形状にてダウンフォースの

発生量を増大させ、フロント寄りのダウンフォースバランスを確立しました。

結果、フロントの接地が安定して強くなり、中・高速コーナーはもちろん、

低速コーナーにおいても、減速 → 進入 区間にて、アンダーステアを抑制

します。また、ストレート区間では、ドッシリとダウンフォースが効くことで、

直進安定性も大幅に向上することも、大きなメリットとなります。

 

 

「誰が乗っても、時速70kmで感じることができる ダウンフォース の世界」

TM-SQUARE が作り上げた  いや、TM-SQUARE だから作り上げられた

ダウンフォース による明らかな違いと恩恵を ぜひ、感じ取っていただきたい。

 

 

 

 

 

 

いかがでしょうか?

 

 

ZC31S から、ホイールベース/オーバーハング という

ディメンション (寸法/サイズ) が、変更となり、

キャラクターが、少々変化した ZC32S を

 

より楽しく、意のままに、そして気持ちよく操るには、少々フロント寄りの

ダウンフォース バランス が、必要不可欠 と乗った瞬間に感じ、

それを 「カタチ」 にした、TM-SQUARE ZC32S ボディワーク。

 

 

 

 

 

次回からは、各部の詳細を

ジックリ と そして、ガッツリ と、お届けする予定ですが、

 

今回は、まず、気になる お値段から お伝えしたいと思います!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フロント バンパー スポイラー

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95,000円 (税込/塗装は含みません)

 

 

※ 純正フォグライトは、装着が可能です。

※ 本製品は、FRP製 1ピース品となります。

※ 純正インナーフェンダーも、装着が可能です。

※ 全長は、25mmロングとなります(±30mmまで、保安基準適合です)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

サイド ステップ(左/右セット

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78,000円 (税込/塗装は含みません)

 

 

※ 本製品は、FRP製 1ピース品となります。

※ 車両の全幅は変化しません。

※ 純正サイドステップ上部ピースに、穴あけ加工が必要となります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リア バンパー スポイラー

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95,000円 (税込/塗装は含みません)

 

 

※ 本製品は、FRP製 1ピース品となります。

※ 純正インナーフェンダーも、装着が可能です。

(バンパー開口部付近のインナーフェンダーは、一部をカットすると、機能的には、より向上します)

※ 全長は、変化しません。

※ ナンバープレートの封印を取り外すことなく装着が可能です。

 

 

 

 

いや~、頑張りました!

(安くはないけれど、この作りで、このプライス! 高くはないように思いますよ~!!)

 

もちろん、絶賛販売中 でございます!

 

 

 

 

 

ということで、次回からはじまる、

ダウンフォース に関する ウンチクの数々・・・・・。

 

 

 

おっ楽しみに!!

2014 勝手に 「道場破り」 in TC1000  極秘映像!

2014年02月06日(木)

 

 

極秘映像!

なかなか、怪しい響きですよね~。

 

 

 

 

じつは、今回の 「道場破り」 には、

約、10分間 でしたが、TM 4 号車 も、コッソリ 走らせました!

 

 

 

 

ただ、仕様的には、

12月の アタック で使用した 制御系を 完全 ノーマル に戻し、

ノーマルエンジン + ノーマル ECU (REV リミット も、純正 ECU のままです)

 

で走りました。

(まぁ~、何事も徹底的に、ゼロ 出しを行ってからでないと、

作りたいものが 途中で ブレ ますからね!!)

 

 

 

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ということで、本邦初公開 ZC32S TM 4号車 の車載動画でございます!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まだまだ、ゼロ 出し の状況ですので、

ラップタイム は非公開となりますが、

 

 

どうも このお方は、ノーマルエンジン + ノーマル ECU での タイム が、

お気に召さないようで・・・・・、穴が開くほど・・・・・・・・・・・・(笑)

 

 

 

 

 

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飽くなき探究心・・・・・・。

さすが、ミスターX ですね~!!

 

 

 

 

2014 勝手に 「道場破り」 in TC1000 ドラテク編

2014年02月05日(水)

 

 

みなさん、お待たせしました。

今夜は、 勝手に 「道場破り」 2014 TC1000 ドラテク編です!

 

 

関東圏のサーキットでは、走る機会も多く、

スピード域も、さほど高くないので、安全な部類に入る サーキット ですよね~。

 

では、早速、はじめてみたいと思います。

 

 

 

 

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最終コーナー (⑩) を立ち上がり、2 → 3 へ シフトアップ。

ストレート の アウト 側を走り、1コーナー (①) に向かうのですが、

この ストレート は、右に曲がっています。

 

 

ですから、1コーナー の角度を少しでも緩やかにできる

ライン 取りが、◎ となります。

 

 

 

 

そして、1コーナー (①) の ポイント は、

ずっと前の ブログ にも書いたように・・・・・、

 

 

(以下、前回の ブログ 引用)

 

 

 

① の 1コーナーは、3速 のまま進入し、
イン側の クリップ を シッカリ とるのですが、
重要なのは、ブレーキング の タイミング と 強さ です。

まず、タイミング ですが、
コース に慣れるまでは、
ブレーキ そして ステアリング の順。

そこそこ慣れてくると、
ブレーキ と ステアリング が、ほぼ同じ タイミング。

ラップタイム が速くなってくると、
ステアリング、そして ブレーキング の順となります。
(車種によっても、若干変わってくるかと思います)

よって、ブレーキ の強さも、
ステアリング より先に ブレーキ のときは、
強く踏むことができますが・・・・・・、

同時とか、ステアリング が先になると、
強く踏むことができません・・・・・・・・。

もし、同時とか、ステアリング が先の状態で、
ブレーキ を強く踏むと、一気に、サヨナラ です。

また、ステアリング を切ってから、
ブレーキ を踏むということは、
進入 スピード もかなりあるということですよね。

だから、どうしても、強く踏みたくなる・・・・。

ここは、自分との戦いです。

では、どう戦えばよいか。

それは、ブレーキ を やさしく、長く踏むんです。
(これは、かなりの ポイント となります!)

すると、フロント 荷重が効いて、クルマ は、曲がり出します。

このとき、いつまでも長く ブレーキ を残したり、
曲がりはじめてから、スピード 感に負けて、ブレーキ を強く踏むと、
リア が ブレイク して オーバーステア になりますので、ご注意を!

でもって、クリップ 近辺で、リア が軽くなったら、
アクセル を踏んで、バランス させます。

アクセル を踏むと、荷重が リア に移りますので、
ブレイク しそうな リア が、落ち着きを取り戻し、
そのまま、加速状態で一気に ①コーナー を クリアー します。

(この感覚が、たまりません・・・・・)

といった感じになります。

もう少し、詳しく補足すると、

この「やさしく、長く踏む ブレーキング」

じつは、自分を 「騙す」 ための手段なんです。

なぜなら・・・・、

「ブレーキ をやさしく、踏みたい」 けれど、

飛び込めば、飛び込むほど、スピード 感と恐怖心から、

どうしても、ブレーキ を踏む力が、強くなりがちな 1コーナー。

そこで、「長く踏んでいれば、良いんだ!」 と思い込むことで、

安心感が生まれ、落ち着いて、ブレーキ をやさしく踏むことが可能となるのです。

そして、ブレーキの最初の部分を やさしく踏めれば、

あとは、ブレーキ を長く踏んで、大きく減速する必要がない

コースレイアウト になっていますので、すぐに加速体勢に入ることができます。

要するに、レイトブレーキ で飛び込んでも、

落ち着いて、やさしく ブレーキ を踏みはじめることが、できるように、

「長く踏んでいれば大丈夫!」と思い込むことが、とっても重要なのです。

いや~、いつもながら・・・・、深い・・・・・(笑)

 

 

 

また、もちろん、② の部分は、「インベタ」  となりますので、

可能な限り、イン 側にくっ付いてください。

 

すると、コーナー 出口では、アウト 側へと、自然な ライン になると思います。

 

1コーナー を速く走る 「コツ」 は、

 

 

1) 思い切った進入スピード

2) やさしいブレーキング

3) リアがブレイクする前に、アクセル

 

 

となります。

 

 

 

 

 

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1コーナー (①②) を ハイスピード で クリアー すると、

次の ヘアピン ③ は、自然に アウト から進入できます。

 

ブレーキング & 3 → 2 へシフトダウン して、

イン に ステアリング を切り込みます。

 

 

 

このコーナー、じつは、4通りの走り方があります。

 

 

まずは、イン の縁石に乗るのか、乗らないのか

という チョイス があります。

 

田中の独断と偏見では、スイフト の場合、

600ポンド (約10k) あたりまでの スプリングレート なら、「乗る」

600ポンド 以上なら、「ノータッチ」

 

 

また、600ポンド 以下の レート でも、

減衰力が強い ダンパー は、「ノータッチ」 が オススメとなります。

 

 

 

ここで、縁石に乗る メリットは、

コースがよりワイドに利用できる

走行距離が、短くなる

 

の2点。

 

 

 

反対に、デメリットは・・・・・、

 

 

 

縁石から降りるときには、加速体勢に入っていますので、

トラクションが伝わりにくい

 

 

 

という点です。

 

 

 

 

そして、ライン 的にも、2つの チョイス があります。

 

 

 

まず、ひとつ目は、王道である

早目から ステアリング を切りはじめ、

めいっぱい ブレーキ を残しながら、ナナメ に進入する パターン。

 

 

 

 

グリップ の タテ と、ヨコ を 上手く オーバーラップ させた ドラテク で、

田中も以前は、この パターン で、この ヘアピン (③) を走っていました。

 

 

 

で、問題のもうひとつの ライン は、

 

ヘアピン (③) の頂点に向かって、ナナメ に進入するのではなく、

真っ直ぐに、ブレーキング を行う ライン となります。

 

要するに、グリップ の タテ と、ヨコ を あまり オーバーラップ させずに、

タテ もしくは、ヨコ を単独に近い状態で、活用する方法です。

 

 

このラインの メリット は、進入区間は、速くありませんが、

出口で アクセル ON になる タイミング が少し早まることです。

 

 

 

たま~に、田中が雑誌の コラム 等で書いていますが、

これは、昨今のスポーツタイヤの特性が、

グリップ の タテ と、ヨコ を オーバーラップ させず、

単独に近い状態で使った方が、グリップ に旨みがある作り方を

していることに起因しています。(まぁ、このあたりは、今度 ジックリ と!)

 

 

ですから、クルマ の セットアップ (スプリングレート) と

タイヤ 特性に合致した ライン で 走行することが重要となりますので、

少し頭を柔らかくして、どの組み合わせが、自分の クルマ に合っているのか?

そして、一番速いのかを いろいろ トライ してみてください。

 

 

 

 

 

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そして、次の ④ コーナー まで、シフトアップ は、

必要がありませんので、そのまま 2速 で ブレーキング。

 

そして、この ④ コーナー の走り方も、2年前の 「道場破り」 から進化しました!

 

 

 

 

以前は、クルマのバランスで ④ コーナーを

どのあたりから進入するかを決めていました。

 

 

 

 

 

前回の ドラテクブログ を引用しますと・・・・、

 

 

バランス がよければ(クルマ がよく曲がる状態なら)、
コース の中央から、少し インサイド を狙って進入
(④の クリップ は少し空けます)

アンダーステア 気味なら、
潔く、イン に、スペース を空けながら、
アウト から、少しだけ、スピード を落として、大回りします。
(ほんの少しだけですよ)

 

 

となります。

 

 

 

しかし、田中は発見したのです!!

 

この④ コーナー、小さく回った方が、圧倒的に速いことを!

(某開発車両のテストにて、立川裕路 選手から パク ったことは、ここだけの ナイショ)

 

 

要するに、コース の真ん中や、アウト 側から、

④ コーナー の イン 側を空けた状態で進入し、

その後、⑤ のクリップを取りにいくのではなく、

 

④ コーナーも、⑤ コーナーも、シッカリ と クリップ を

取りにいく作戦なのです(あ~あっ、言っちゃった・・・・・)

 

 

 

理由は、④ コーナー の クリップ を空ける走り方だと、

 

1) 進入でオーバーステアになりやすく、ラップタイムが安定しない点

2) 外からのアプローチだと、走行距離が長くなってしまう点

 

といった デメリット があり、

 

⑤ コーナー を外から アプローチ し、コーナー の R を大きくしても、

上記の デメリット を超える メリット が、見当たらないからです。

 

 

 

おそらく・・・・、TC1000 のスペシャリスト と、

呼ばれる人たちは、うまく小回りしていると思いますよ~。

 

 

 

また、出口 アウト 側は、路面が落ち込んでいるため、

ステアリング を大きく切り、アンダーステア を出したまま、

外側に向かうとかなり デンジャー ですので、十分ご注意を!

 

もし、アンダーステア を出してしまったのであれば、

それは、その手前の処理が悪いのであって、それをなんとか ステアリング を切って、

⑤ コーナーを クリアー しようなんて、ちょっと虫が良すぎますよね~、やっぱり。

 

 

 

 

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⑤ コーナー を 2速 で立ち上がったら、

コース を見ながらも、 タコメーター も シッカリ 見て

⑥ コーナー の少し手前あたりで、2 → 3 へ シフトアップ。

 

 

全開で、⑥ コーナー を クリアー し、

最後の難関 ⑦⑧⑨⑩ コーナー に向かいます。

 

 

 

 

少々、右に G が残っている タイミング で、

ブレーキング & 3 → 2 とダウンし、⑦ コーナー に進入するのですが、

この右への G が、とっても曲者・・・・・。

 

 

 

だって、右に G が かかっている状態で、ブレーキング & 右へハンドル を

切るのですから、(荷重が、右 → 前 → 左 と変化する)

クルマ の挙動はかなり不安定になります。

 

 

だから、できるだけ、右に G が残らない状況を作る必要があります。

そのために ポイント となるのが、⑥ コーナー の走り方です。

 

もし、少しでも、イン が空いた状態で、⑥ コーナー を走ると、

右にかかる G が、長く続いてしまいますので、

G が残っている状態で ブレーキング が スタート してしまいます・・・・。

 

ですから、⑥ コーナー の イン は、ガッツリ と クリップ し、

できるだけ、G が右に残っていない状況にて、⑦ コーナー に アプローチ することが、

準備として重要となります。

 

 

 

 

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また、⑦ コーナー も、スプリングレート & ダンパー の減衰力によって、

イン 側の縁石に 「乗る」 か 「乗らないか」 の チョイス となります。

 

ヘアピン と同様に、

「乗る」 メリット は、コース が ワイド に使えること。

デメリット は、降りる時に、クルマ が バウンド することです。

 

 

 

ただ・・・・・、

「田中 ライン 」 なら、この縁石は、

まったく使用しません!(あっ、また、秘密を言っちゃった・・・・・)

 

 

「田中ライン」 は、縁石を使用せず、縁石の外側 ギリギリ を目指し、

強く踏みたい ブレーキ も、グッ とこらえて、やさしく踏みながら、

コーナー の中で 3 → 2 へと シフトダウン。

 

 

要するに、進入 スピード をいかに高くできるかが、

この コーナー の ポイント となります。

 

 

 

 

その理由は・・・・・・、

 

通常なら、

⑦ コーナー を クリアー すると、⑧ コーナー で、アクセル ON となり、

⑨ コーナー の手前で、また、アクセル が OFF となりますよね?

 

 

でもって、⑦ コーナー の進入 スピード が低ければ低いほど、

⑧ コーナー のアクセル 量は、大きくなります。

(人によっては、一瞬、全開になることが、あるかも知れません・・・・・)

 

 

要するに、⑦ コーナー の スピード が低いと、

⑧ コーナー で たくさん アクセル が必要となることから、

アンダーステア を招きやすいのです。

 

 

でも、「田中ライン」 では、ライン 的には、少々外側の タイト な部分を走りますが、

(この部分に関しては、ミスの許容範囲が狭くなりますので、ご注意を!)

 

強く ブレーキ を踏んで、大きな前荷重になることもなく、

そして、縁石を使用しないので、クルマ はバウンド することもありませんので、

安定した グリップ により、⑦ コーナー のスピード がとっても、高い状態となります。

 

 

すると、⑦ コーナー → ⑧ コーナー に向けて、

やさしく、長~い 減速区間が続くことから、

荷重的にも一番曲がりやすい状況となり、どんどん向きが変わってくれます。

 

もちろん、⑧ コーナー では、荷重 コントロール の アクセル

(アクセル 開度 20~30%)はあるものの、

大きく加速する必要がありませんので、安定して フロントタイヤ が グリップ します。

 

 

 

ですから、あとは、フロント の グリップ に合わせて、

⑨ コーナー の イン 側縁石に向かって、徐々に アクセル を踏みながら アプローチ し、

(縁石は、ガッツリ と クリップ します)加速状態で、⑩ を クリアー できば、OK となります。

 

 

要するに、「田中ライン」 では、

⑦⑧⑨⑩ コーナー を、ひとつの大きな コーナー に見立てて、

前半を減速区間、後半を加速区間として、走るという考え方です。

 

 

 

では、この、⑦⑧⑨⑩ コーナー の ポイント をおさらいすると、

 

1) ⑦ コーナー の進入 スピード が、とっても大切!

(可能な限り、ハイスピード で!)

 

2) ⑧ コーナー では、できるだけ アクセル を踏まない!

(アクセル をたくさん踏む = ⑦ の進入 スピード が遅い証)

 

3) ⑨ コーナー の アクセル 量 は、タイヤ の グリップ と相談しながら!

 

4) ⑩ コーナーは、しっかり タテ に トラクション を使える ライン で!

 

となります。

 

 

 

 

また、⑩ コーナー の外側は、路面が凸凹で、とっても危険ですので、

アンダーステア 状態のまま、強引に、アクセル を踏んで立ち上がろうとすると、

大きな リスク となりますので、くれぐれもご注意下さい。

 

この凸凹を使用するには、

必ず クルマ の向きが、凸凹路面までに変わっていること

(出口方向を向いていること)が、条件です。

 

 

 

 

 

 

いや~、今回も、マニアック ですよね~(笑)

 

 

 

それでは、夕日で少々 見にくいですが、

TC1000 41秒3 のラップを 動画でどうぞ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1コーナー・・・・・・・・、

マジ で、ギリギリ ですね・・・・・。

(ちょっと行き過ぎ感はありますが・・・・・・・・・・・)

 

 

 

この ブログ で、みなさんの ラップタイム が、短縮できますように!

 

 

 

 

 

以上、

2014 勝手に 「道場破り」 in TC1000 ドラテク編  でした!!

 

 

 

 

 

2014 勝手に 「道場破り」 in TC1000 セットアップ編

2014年02月04日(火)

 

本日は、先日決行しました、

勝手に 「道場破り」 in TC1000 の セットアップ 編 です。

 

 

 

日時     2013-01-29
サーキット  TC1000
ドライバー  田中 ミノル
メカニック   阿部/佐藤
車輌     ZC31S スイフト2号車
時間      13:00~16:00 (20分刻み)

 

 

 

 

まず、持ち込み時の イニシャルSET は・・・・、

 

 

 

 

ホイール CLEARWAYS       F:7.5J-16+30      R:7.5J-16+46

タイヤ  KUMHO V700       F:225-45-16(中古)   R:205-45-16(中古)

内圧                   F:2.7 R:2.9 (温間)

ホイールスペーサー          F 10mm  R なし

リアスタビ               φ38

スプリング                F:65-06-800 パーチェ装着

R:58-05-800 パーチェ装着

ダンパー 減衰            F:MAX 5戻し R:MAX 8戻し

キャリパー               F 純正  R 純正

ブレーキパッド             F 03C(ZONE)  R 88B(ZONE)

LSD                    TM-SQUARE LSD 50-20 6.5kg

ミッションオイル            FF-730

エンジンオイル            TM-SQUARE M16A 5W-40(継続使用)

オイルクーラー            TM-SQUARE  (純正ヒートエクスチェンジャー外し)

E/Gマウント              強化タイプ 試作品

ファイナル               4.7(アールズ)

スタビリンク              開発品調整式

車高                   F 605mm  R 585mm

トー                    F OUT 0:20  R トーレスシム(-30)

キャンバー               F  -5.8度  R 並盛りキャンバーシム

フロントロアアーム          TM-SQUARE ロングアーム

ナックル                TM-SQUARE キャンバーナックル

空力デバイス             サイドインテーク塞ぎ カナード装着

エキマニ                TM-SQUARE Φ38+バンテージ

エンジン                TM-SQUARE カムシャフト(ミノカム)

ZC32S ピストン

ECU                   TM-SQUARE ECU Ver.CP-EM

 

 

 

 

 

 

以上の仕様となります。

 

昨年からの変更点は、エンジン が、 ミノカム & ZC32S ピストン に、なり、

この仕様に合わせ込まれた、TM ECU DATA になっていることが、

一番の変更点だと思います。ハイ。

 

 

 

 

でもって、走り出してみると・・・・・、

 

 

 

11

 

 

 

 

 

 

① イニシャル   BEST 41.9

 

× コンディション が悪い (強風/土埃により、表面が サラサラ)

× とにかく、グリップ しない (F/R とも)

× 特に、トラクションは、まったく持って NG アクセル に足が乗った瞬間 グリップ↓

最終コーナー (⑦⑧⑨)  左左の連続コーナー (④⑤) の出口

× フロント 荷重時の、リア の ブレイク も大きい

× Pラップ 作動せず (佐藤のやろう・・・・・)

 

 

 

いや~、マズイ です・・・・・・。

路面が、まったく よろしくない・・・・・。

ここまで グリップ しない、TC1000 を田中は走ったことがありません・・・・・・。

 

 

いや~、参りました・・・・。

 

 

 

 

 

でも、イイこともありました。

 

 

 

 

 

◎ エンジン は速い

◎ ミッション 問題なし

◎ LSD の効きは、強くなっている

 

 

 

 

ミッション & LSD は、オーバーホール したところ、

かなり調子よくなりました。

 

 

 

 

 

そして、セッション 中 に、内圧を合わせて、もう一度 コース へ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

② イニシャル-2   BEST 41.8

 

○ ラップタイム は、揃っている

× F/R ともに、レート が高過ぎる (特にリア)

× F の トレッド が広くて、トラクション が効かない?

 

 

セット 変更

F ナロー トレッド (10mm ぺーサー 外し)

LSD オイル 抜き換え (慣らし終了!?)

 

 

 

 

どうしても、トラクション が弱いので、

ホイール スぺーサー を外し、フロント トレッド を ナロー に変更しました。

 

※ フロント トレッド が、ワイド 過ぎると、トラクション 性能が低下します。

(今回は、エンジンパワー が向上していることも、ひとつの要因かと思われます)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

③ 走行2-1  BEST 41.5

 

○ トラクション は、向上 (まだ、足りない・・・)

○ 全体的に、マイルドな方向

 

 

 

ナロー トレッド により、トラクション 性能が向上してきました!

 

ただ・・・・、まだ、完全には足りていませんが、

オーバーステア も気になるので、タイヤ の サイズ 違いを

トライ してみることにしました。

 

というか、どんだけ、グリップ しないんだ・・・・、この日の路面・・・・・・・・・。

 

 

 

 

 

セッション 中 の変更

R タイヤ 205-45-16 → 205-50-16 に変更

 

 

 

 

これは、前からやってみたかったのですが、

V700 205-45-16 を使用していた 田中の インプレッション は、

 

フロントタイヤ (225-45-16) に対して、

リアタイヤ (205‐45‐16) はハイトが低い分、

少々、タテ 剛性 が強いと感じていましたので、

45 → 50 とすることで、もう少しだけ、タテ 剛性 をやさしくしたかったのであります。

 

まぁ~、簡単に言えば、タイヤ が持っている スプリングレート を

少し落としたかった という感じでございます。

 

 

 

 

 

 

 

 

④ 走行2-2  BEST 41.5

 

 

○ 安定感は、205-50-16 の方が強い (O/S になる瞬間が マイルド)

1コーナー (①②)  左左 (④⑤)  最終コーナー (⑧⑨) にて、R グリップ ↑

○ U/S への デメリット は、極小

 

× バランス が、NG な コーナー は、

最終 (⑧⑨) コーナー の真ん中 & 出口 で、U/S

左左 (④⑤) 入口で、O/S

 

 

 

 

イイじゃないですか!

205-50-16 サイズ!!

 

狙い通り、グリップ の離れ際が、マイルド になり、運転も カンタン !

 

また、懸念していた、アンダーステア の増殖も、

思ったほど強くなく、◎ な結果となりました。

 

 

 

そして、最終 セッション に向けて、

ここで セット を大きく変更することにしました。

 

 

 

セット 変更

R スプリング  800ポンド → 700ポンド

R スタビ     38φ →  35φ

R ウイング    レスダウンフォース HOLE

 

 

 

24

 

 

 

 

まず、スプリングレート は、

走りはじめから、高いと感じていましたので、

 

前後とも、下げたかったのですが・・・・・、

「30分で両方は無理!」 と、勇気のない? 佐藤さんが言うので、

仕方なく、リア のみ 100ポンド ソフト 方向に(笑)

 

 

 

それに、左左 (④⑤) の挙動が、

アンダーステア なのに、少し行き過ぎるだけで、オーバーステア に変化することから、

R スタビ が強いと判断し、38φ →  35φ

 

 

 

おまけに、どうしても、破らなければならないタイムが あったので (笑)

リアウイング を レスダウンフォース のHOLE に調整しました。

 

 

※ 通常は、必ず ひとつひとつ セットアップ を行いますが、

いかんせん、時間がなく (午後だけの走行ですから・・・・・)、

自分の感性を信じて、まとめて、弄ってみました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

⑤ 走行3-1  BEST 41.3

 

◎ 左左 (④⑤) でかなり曲がる

○ 1コーナー (①②) で、曲がる

○ 最終コーナー (⑧⑨) で少し曲がる

◎ リア が動くことで、入口 & 真ん中  で、クルマ が曲がる

 

× トラクション の安定感が減少

× リア の ストローク が大きく、リアフェンダー に タイヤがタッチ

 

 

 

 

 

セットアップ 的中!

おまけに、100分の2 差ですが 「道場破り」 成立です!!

 

 

いや~、本当に、ハード な半日でした・・・・・・。

 

 

 

 

 

ということで、ZC31S & TC1000 のセットアップ をまとめますと、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

想定される BEST な スプリングレート

 

F 700ポンド  R 700ポンド

または、

F 600ポンド  R 700ポンド

(600ポンド → 10.7k   700ポンド → 12.5k)

 

 

 

 

 

 

R スタビ

 

38φ→35φ にて、コーナー真ん中の回り込みが強くなったので、

32φ の可能性あり

 

 

 

 

 

 

ブレーキパッド

 

ミノカム エンジン だと、ヘアピン (③) の到達 スピード が高くなるので、

F 03C では厳しい

F 04M R 88B または、F 04M R 89R~03C が適合すると思われる

 

 

 

 

 

 

リアタイヤ サイズ

 

205-45-16 vs 205-50-16 では、50 のメリットが大きいが、

フェンダータッチ がNG (車高↑ が、MUST)

 

 

 

 

以上となります。

 

 

 

 

しかし、まぁ~、今回の 「道場破り」 は、

路面のグリップ に、ミスターX の登場 と、2つの困難を

セットアップ を駆使して 乗り越えられたこと、嬉しかったですね~!!

 

 

 

かなり、疲れましたが・・・・・・・。

 

 

 

 

 

 

ということで、

2014 勝手に 「道場破り」 in TC1000 セットアップ編  でした!!

 

 

 

TM-SQUARE
ZC32S TM フロントバンパー のお話。

2014年01月15日(水)

 

今回の オートサロン で、

みなさん から、一番多く言われたこと、

それは・・・・・・、

 

 

「32 のフロントバンパー って、実物はスゴ~く、カッコいいんですね~!」


ということでした。

 

 

 

みなさんのお話を よ~く、お聞きすると、

なんと・・・・、大多数の方が、

 

 

写真だと、もっと、 「のべ~ッ」 とした感じに 見えました!

という ご意見だったのであリます。

 

 

正直、開発段階から、ドップリと

この形状を 見続けている 我々には、

まったく想像できなかった 見解・・・・・、なのではありますが、

もしかして、こういうことではないかと、思われます。

 

 

 

まず、下の写真を見てください。

 

 

 

 

 

115

 

 

29

 

 

 

 

この写真は、田中が以前にブログにて使用した ものなのですが、

注目していただきたいのは、

カナードが存在する フロントバンパーのコーナー部。

 

 

 

 

36

 

 

42

 

 

 

 

実際、この部分は、

かな~り、「エグレた」 形状になっているのですが、

写真の解像度、明るさ(明る過ぎる?)から、

この 「エグレ」 をうまくお伝えすることできず、

どうしても、平面的に 「のべ~ッ」 とした感じに、見えてしまっていたようです。

 

 

 

でも・・・・・、

空力的に、ダウンフォースを出すには、

この部分の 「エグレ」 が、とても重要となることから、

(今度ジックリ解説しますね!)

 

 

TM の フロントバンパーは、この部分を ガッツリと、彫り込んでいるのです。

 

 

どれぐらい、彫り込んでいるか、

違うカットでお見せしますと・・・・・・、

 

 

 

 

 

53

 

 

63

 

 

 

 

いかがでしょう?

 

ZONE のステッカーから下の部分は、

かなり、ガッツリ 彫り込まれた 状態で、

カナード形状 の 造形物 が、装着されているのであります。

 

 

また、田中が一番大好きなアングルで、見ていただくと、

この部分の 「エグレ」 は、一目瞭然 ですよね~!

 

 

 

 

 

73

 

 

 

 

 

ちなみに、この カナード形状の 造形物 は、

塗り分けにより、かなり、薄く見えますが・・・・・、

 

 

 

 

 

83

 

 

 

 

じつは、シッカリ 厚みがありますので、

強度的にも、ルール的にも、問題ありません!!

 

 

 

 

 

91

(このカットでも、彫り込まれているのがわかりますよね~)

 

 

 

ということで、造形物は、

やっぱ、実物を見るのが、一番ですよね~。

(ちょっと、イメージが変わったでしょ??)

 

 

 

 

 

近々、各部の形状 と、ダウンフォース の関係を

バッチリ、解説しようと思っておりますので、お楽しみに!!

 

 

 

 

 

TM-SQUARE
TM-SQUARE ZC32S ボディーワーク写真!

2013年12月07日(土)

 

 

 

では、お約束どおり、

スーパーバトル 2013 にて、お披露目となりました、

TM-SQUARE ZC32S ボディーワーク の写真をお見せしたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

まずは、フロントから!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(この角度、田中の大好物です!)

 

 

 

 

 

 

ZC32S は、セットアップが進めば、

「必ず、フロントのダウンフォースが不足する」 と、

 

今年の2月、はじめてサーキットを走って 強く感じましたので、

ガッツリ と、フロントのダウンフォースが発生する形状としました!

 

また、この形状ですから、

色の塗り分け方や、配色によって、

かなりイメージが違ってくるように思われますね~。

 

 

ちなみに、デモカーは、

 

グリル周辺  ガンメタ

カナード    ブラック

 

という塗り分けとしました。

 

 

 

※ カナード部をはじめ、バンパーは一体成型となります!

 

 

 

 

 

 

 

そして、サイドは・・・・、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(なんと! タイヤハウスとの間に、通路が!!)

 

 

 

 

 

そうです、今回製作したサイドステップは、

ダウンフォースを左右する フロントのタイヤハウス内の正圧を

効果的に後方に排出できるように、

 

スーパーGT をはじめとする 

レーシングカーに使用されている 手法を用いました。

(プチ ルーバー が、たまりませんよ~!)

 

また、サイドステップ上部は、純正品となり、

タイヤハウスへの通路を確保するため、

前方のみ カットして 使用しますので、コストダウンにも成功しました!

 

 

 

 

 

そして、そして、

問題の リア は、こんな感じなのであります!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(この高さからの写真で、こんなにカッコいいクルマ、なかなか、ないと思いますね~!)

 

 

 

 

 

 

 

 

リアのコンセプトは、ストレートスピードの向上に、大きく関与する

風通しの良さを徹底的に追求してみました。

 

このスタイルには、

まぁ~、賛否両論あるかと思いますが、

機能を追い求め続けた ことによって たどり着いた 形状なのであります。

 

 

はじめは、「エッ~」 と思う方も、いらっしゃるかと思いますが、

3回見たら、もう、たまらなく なると思いますよ~!

 

 

田中の想像では、2年後には、きっと、時代が追いついて、

みなさんから、「一番カッコいい」 と言っていただけると、勝手に思っております。ハイ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

以上、TM-SQUARE ZC32S ボディーワーク写真

みなさん、いかがだったでしょうか?

 

(ぜひ、ご感想をお聞かせ下さい!!)

 

 

 

 

 

 

また、今回、掲載した写真は、田中カメラマンが撮影した写真となりますが、

同じ日に、プロのカメラマンさんにも、ガッツリ撮影いただきましたので、

DATA入手後、細部の空力解説とともに、また、ご紹介したいと思います。

 

 

 

 

 

 

それから、みんカラのお友達 が、

走行中の写真をアップされています!!

かなり、カッコいいですよ~!!!

 

TM-SQUARE
スーパーバトル 2013 速報!

2013年12月06日(金)

 

 

 

 

 

 

 

本日は、快晴の TC2000 にて、

スーパーバトル 2013 が、開催されました!

 

 

 

 

今回のエントリーは、

な、なんと! 100台!!

(いや~、スゴイ人気ですよね~~)

 

 

 

 

 

ということで、ドラミ も、大渋滞・・・・・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、我らが TM-SQUARE が持ち込んだ、

ZC32S は、3セション すべてを走行し、多数のセットアップを試みました。

 

 

が・・・・・・、

エンジン の制御系のトラブルが、修復できず、

(変なもの装着するから・・・・・・・)

 

同じ ノーマル エンジン を使用した

スイフトの神様(もちろん、アールズさんです) や、

ディーランゲージさんに、まったく歯がたたず、

(1秒以上、離されている・・・・・・・・)

 

そればかりか、目標の7秒台にも、入れることができず、

まったく持って、イケていない、イベントとなってしまいました。

(本日の BEST は、1:08:2 でした)

 

 

 

 

 

入院で大幅に予定が・・・・・・とか、

予定していたエンジンが・・・・・とか、

 

タイムが出なかった言い訳は、「山」 のようにありますが、

 

 

 

 

 

 

 

 

間違いなく言えること、

 

それは・・・・・・、

 

田中ミノル の 「力不足」

 

 

 

 

 

 

その一言に、尽きると思います。

 

 

 

 

 

 

今回の 「負けた悔しさ」 を 絶対に忘れることなく、

シッカリ と 胸に、刻み込み、

 

 

 

 

 

そして、

 

 

 

 

 

 

「やられたら、やり返す!」

 

 

 

 

 

絶対に!

 

 

 

 

 

 

31/32 ともども、開発、頑張りたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

(イベントの詳細 & 32 の写真は、明日にアップします!)

 

TM-SQUARE
発進! ZC32S!! in FSWショート

2013年11月29日(金)

 

 

いや~、間に合いました(笑)

格別にキレイな富士山を見ながら、

 

 

 

 

 

 

本日の開発テストは、スタート!

 

 

 

 

 

 

もちろん、匠 お二人は・・・・・・、

 

 

 

 

 

 

 

 

完全徹夜・・・・・・。

だって、タッシーのところから、クルマが戻ってきたのが、

昨夜の11時ですからね・・・・・。

(配線トラブル勃発でした・・・・・)

 

 

それから、FSWショートのセットと、走行準備で、

作業終了は、午前5時!!

いや~、ホント お疲れ様でした。

 

 

そして、本日、サーキットでの 最初の作業は・・・・・・、

 

 

 

 

 

 

 

だって、サーキットまでの 約100km が、LSD の ナラシ だったものですから・・・・・。

(事前に準備していた、秘密の 試作品ですよ~~!)

 

 

 

もちろん、使用したオイルは、

一部の方は良くご存知の こちらのボトルに入っている

スペシャル ミッションオイル (そうです、FF LSD 専用品!!)

 

 

 

 

 

 

それから・・・・・、

マイナートラブル連発の中、

容赦のない セットアップ メニュー !

 

 

 

 

 

 

 

結局、西日が眩しい時間まで、

みっちりと・・・・・(しかし、元気になりました!!)

 

 

 

 

 

 

 

そして、匠のお二人は・・・・・・、

いつもと変わらず、黙々と作業を行う 阿部ちゃんと、

 

 

 

 

 

 

スーパー ヨロヨロ の 佐藤さん・・・・・・・。

 

 

 

 

 

 

山盛りのトラブルを ものともせず、

ちゃっかり と、メニュー のすべてを やっつけて

無事帰ってまいりました。ハイ。

 

 

 

ということで!

匠 二人には、今夜、ぐっすり寝てもらって、

明日の 「匠の日」 は、パーフェクトな体調にて、みなさんを お待ちしております!

 

 

 

テストの詳細は、明日の 「匠の日」 に!!

 

 

 

 

 

 

 

 

あと、2週間で、ここが、スイフト で、埋め尽くされるんですよね~!!