エンジン
TM-SQUARE SPORT ECU Ver.3  発売のお知らせ!

2012年06月29日(金)

 

いよいよ、2年間の開発を終え、

TM-SQUARE SPORT ECU Ver.3 をリリースすることになりました!

 

この Ver.3 は、スイフトスポーツ(ZC31S)に採用されている

電子スロットルの制御(スロットルマップ)を

よりドライバーがコントロールしやすいよう独自の解析により変更を加え、

ドライバビリティ(運転のしやすさ)に、重点を置いた、ECU DATA となります。

 

※ 点火、燃調、バルタイ等のデータは、すべて Ver.2 DATAがベースになっています。

 

 

 

(ここから、かなりの長文です・・・)

 

 

 

求めたのは、ドラテクに直結した 究極のドライバビリティ!

スイフトスポーツ(ZC31S)の純正 ECU に組み込まれている

スロットルマップ DATA の特徴は、

低回転域 + アクセル開度10%~20% の状況 では、

ドライバーの指示(アクセル開度)より、実際にスロットルは開かず、

高回転域では、ほぼ全域でドライバーの指示以上にスロットルが開きます。

 

 

上記の特徴から、ECU 開発において、こんな出来事がありました。

ダイナパック で、ノーマルエンジンのパワーを計測すると、「94ps」 (係数 ゼロの状態)

 

そこで、アクセルを全開(100%)から、少し戻して、

アクセル開度を 80% にして、パワーを計測しても、「94ps」 ・・・・・・。

 

もっと、アクセルを戻して、50% にすると、やっとパワーは落ちはじめ、

「91ps」 になります。

 

これらが、なにを意味しているかというと、

高回転域では、ドライバーの意思に反して、

勝手にスロットルが、開いているということなのです!!

 

 

 

本文にある アクセル/アクセル開度とは、ドライバーが操作するアクセル量を指します。

また、スロット/スロットル開度とは、スロットルボディー内のバタフライが開く量を指します。

 

 

 

 

 

 

低回転域 + アクセル開度10%~20%の状況 において、

実際にスロットルが、あまり開かないことは、

 

燃費や、排ガスの問題を考慮すれば、ある面、致し方ない部分であり、

スポーツドライビングでは、使用しない領域です。

(少なくとも、田中はこの部分にストレスを感じたことはありません)

 

 

しかし、中~高回転域 において、

ドライバーの意思より、スロットルが開くことは、

スポーツドライビングにおいて、大きなデメリットが発生します。

 

 

そのデメリットとは・・・・・・・・、

たとえば、3速全開から、ブレーキング & 2速にシフトダウンして、

ヘアピンコーナーへ進入することをイメージしてください。

(どのサーキットの どのコーナーでもOKです)

 

ブレーキリリースとステアリングを組み合わせて、

クリッピングポイントを目指し、

クリップを過ぎたあたりから、アクセルを踏んで立ち上がりますよね?

 

これを、クルマの姿勢で解説すると、

進入時は、ブレーキを踏んでいることから前傾。

 

立ち上がりは、アクセルを踏むことから後傾となります。

 

 

問題は、前傾 → 後傾 に移り変わる部分です。

この部分は、ドラテク的にも、できるだけスムーズに移り変わることが重要ですので、

アクセルの踏みはじめは、ミリ単位で踏み込んでいくのですが、

シフトダウン & エンジンブレーキによってある程度、エンジン回転は高い状態です。

 

 

そうすると・・・・・・・・、

純正 ECU のスロットルマップでは、

いくらドライバーが、スロットルを一気に開けないように、優しくアクセルを踏んでも、

実際スロットルは、「ガバッ」と、大きく開いてしまうのです。

 

結果、一気に前傾状態から、後傾状態になることから、

この勢いで、トラクションが抜け、アンダーステアが発生します。

 

また、ミッション、ドライブシャフト、クラッチ等々には、

ほんの少しですが、減速 → 加速 の間に、クリアランスがありますので、

急激に、スロットルが開くことから、このクリアランスを一気に飛び越えて

トラクションが掛かってしまいます。

 

 

このとき、「ガツン」 とショックがあり、横方向にギリギリ耐えている

タイヤのグリップも、カンタンに限界を越えアンダーステアになってしまうのです。

 

少々、余談ですが、オートバイのコーナリングでは、

減速区間では、エンジンブレーキが効くことから、

チェーンの下側が張り、チェーンの上側には、「タルミ」 ができます。

反対に、加速区間では、チェーンの上側が張り、下側には、「タルミ」 ができます。

 

 

当然、この切り替わりの区間で、スロットルが一気に開くと、

大きなショックとともに、リアタイヤのグリップはなくなり、

横転してしまうことから、

スポーツライディングでは、

「チェーンを張るためのスロットル」 と呼ばれる、テクニックを使用します。

 

 

チェーンさえ、加速に備えて、シッカリ張れていれば、

そこからアクセルを開けても、ショックがなく、

トラクションはスムーズに掛かることから、

限界時のコーナリングでは、必ずこのテクニックが使用されています。

 

 

そして、チェーンの 「タルミ」 と、まったく同じことが、

ミッション内、ギアのクリアランス等により、4輪車輌にも発生しているのです。

 

ドラテクを最大限に活用し、速く、安全に走るには、

このチェーンの 「タルミ」 を取るための、アクセル操作が、4輪でも必要となります。

 

 

 

では、下のアクセルロガーを見てください。

 

 

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まず、全開状態から、①区間で、一気に減速をはじめ、一旦アクセルは、全閉になり、

②区間では、ヒール & トウ による ブリッピングのためアクセルを踏み込んでいます。

 

そして、コーナーの立ち上がりとなる ③区間では、ほんの少しアクセルを踏み、

各部のクリアランスが取れたことを確認して、一気にアクセル開度は高くなってきます。

 

この走りができれば、アクセルを踏みはじめる区間にて、アンダーステアを最小限に

抑制することができるのです。

 

 

話を戻しましょう。

このドラテクの 「キモ」 になる、「加速も減速もさせない、ほんの少しのアクセル」

それが、スイフトスポーツの 純正 ECU では、

かなり難しく、不可能と言っても過言ではありません。

 

なぜならば、中~高回転域 では、

スロットルが、指示以上に大きく開いてしまい、

その結果、急激にトラクションが掛かり、アンダーステアを助長するからです。

 

この回転域によってスロットル開度が変化することは、

静止状態にて、アクセルを踏み、5000rpm に回転をキープするトライを行えば、

誰でも実感できると思います。

(回転によりスロットル開度が変化するので、かなり難しいです・・・・)

 

 

もちろん、スロットルコントローラーや、チューニングECU により、

純正 ECU 以上にスロットルが開く仕様になっている場合は、

「加速も減速もさせない、ほんの少しのアクセル」 は、より難しい状況となります。

 

 

 

では、高回転域において、スロットルがどのように開くかをイメージ化した

下のイラストを見てください。

 

 

 

 

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解説

純正 ECU のスロットルマップは、踏みはじめの部分(アクセル開度10~50%)では、

目盛りが詰まっていますので、少しのアクセル操作にて、スロットルは大きく開きますが、

全開に近づくにつれ、目盛りが大きくなり、感度が鈍くなります。

 

街中や、ハーフスロットルでは、パワフルに感じるエンジンが、

全開にするとパワーが足りなく感じるのは、このスロットルマップの影響です。

 

 

対して・・・・、

TM-SQUARE SPORT ECU Ver.3 の スロットルマップは、踏みはじめの部分では、

目盛りを大きく取り、全開に近づくにつれ、目盛りが細かくなります。

 

ドライビングにおいて、繊細なアクセルコントロールが必要なのは、

ほとんどがアクセルの踏みはじめから、スロットル開度50%までであることから、

この部分の目盛りを大きく取り、コントロール性を向上させています。

 

また、スロットル開度50%以上に関しては、繊細なアクセルコントロールは、

さほど重要ではないため、目盛りを少し細かくしています。

(スロットル開度50% → 100%は、一気に全開になることが多い)

 

 

 

 

 

 

デメリット

TM-SQUARE SPORT ECU Ver.3 の デメリットとして、

同じスロットル開度(同じ加速)にする場合、

純正 ECU DATA 以上にドライバーは、アクセルを踏まなければならないことが、

あげられます。

(ドライバーの感覚としては、アクセルをたくさん踏んでいるように感じますが、

実際のスロットル開度は同じです)

 

 

特に、スロットルコントローラー装着車のように、

少しアクセルを踏むことによって、クルマが大きく加速することにニーズがある場合、

TM-SQUARE SPORT ECU Ver.3 は、真逆の特性となりますので、

オススメ致しません。

 

 

※ スロットルマップのみの変更ですので、全開にした状況でのパワーは同じです。

 

 

 

 

 

キビキビと効くエンジンブレーキ!

TM-SQUARE SPORT ECU Ver.3 では、アクセルOFF による、

スロットルの戻りスピードも、変更されています。

 

純正 ECU では、素早く アクセルを全閉にしても、

スロットルは、ドライバーのイメージより、少しゆっくりと戻りますが、

Ver.3 では、この部分のレスポンスを上げることで、エンジンブレーキが

有効に使用できます。

 

アクセルの開閉によるドライバーの意思が、

よりリニアに、そしてダイレクトに伝わることから、

キビキビとした、心地よいドライバビリティを実現します。

 

また、エンジンブレーキが、リニアに効くことにより、

インマニ内の負圧も素早く立ち上がることから、

アクセル → ブレーキ の踏み換えスピードが上がっても、

ABS が誤作動することが大きく抑制されました。

 

 

 

 

 

 

ストリートでのメリット

TM-SQUARE SPORT ECU Ver.3 は、

スポーツドライビングでの、ドライバビリティの向上を目的に

開発を行いましたが、ストリートにおいても、大きなメリットがありました。

 

純正 ECU スロットルマップでは、

低回転域 + アクセル開度10%~40% の領域において、

スロットルがリニアに開きません。

 

10%~20%では、ドライバーの指示より、スロットルは開かず、

30%~40%になると、急激にスロットルが開きます。

 

この仕様では、アクセルを少し開いた状態(30%~40%)では、

一気に回転が上がり、それを落とすために、

少しアクセルを戻す(10%~20%)と、スロットル急激に閉じることから、

エンジン回転数が、低回転に向かう時のクラッチミートが、非常に難しくなります。

 

Ver.3 のスロットルマップは、この踏みはじめの部分で、

目盛りを大きくしていることから、

必要以上にスロットルが、ピーキーに反応しませんので、

エンジン回転数が、高回転に向かう時も、

そして、エンジン回転数が、低回転に向かう時も、

クラッチミートが、とってもカンタンになります。

 

特に、渋滞時や、坂道でバックさせながら車庫入れ等のストレスが、

大きく軽減されます。

 

 

 

すでに、開発段階にて、Ver.3 を導入いただいた スイフトオーナーさんたちには、

 

 

「発進が楽になった」

「街乗りで、より扱いやすくなった」

「踏めば踏むだけ、加速する」

「コントロールがカンタンになった」 等々

 

 

ドライバビリティの高さをコメントされています。

 

 

また、クラッチミートが、カンタンになることで、

軽量フライホイールの装着も、よりマッチングが、良くなります。

 

 

 

 

 

 

AT車にも、かなりオススメ!

以前から、田中が気になっていた、AT車の特性。

それは、発進時に、少しアクセルをラフに踏むと、一気に加速モードに入り、

慌ててアクセルをOFF にすると、そのまま、2速に入ってしまい、

以降の加速が 「マッタリ」 してしまうことです。

 

Ver.3 のスロットルマップなら、少々ラフにアクセルを踏んでも、

踏みはじめの部分では、必要以上にスロットルが、ピーキーに反応しませんので、

すぐに、2速に入ってしまうことが抑制でき、ストリートでのコントロール性が高まります。

 

もちろん、スポーツドライビングにおいても、「加速も減速もさせない」

アクセルコントロールが、可能となりますので、アンダーステアの抑制にも効果的です。

 

以上、かなりのボリュームとなってしまいましたが、

TM-SQUARE SPORT ECU  Ver.3  の詳細解説

いかがでしたでしょうか?

 

 

ドライバビリティ の向上は、

ストリートでも、サーキットでも、

必ずやみなさんの 味方になってくれると、思いますよ~。

 

 

 

 

 

 

 

 

あっ!

書くの忘れてた!!

お値段は、

Ver.2  →  Ver.3 へのバージョンアップ の場合 ¥15,000

新規導入の場合は、いつもと同じ ¥85,000

となります。

 

長文、お付き合いいただき、ありがとうございました!

エンジン
またまた、TM-SQUARE に 新商品 が!

2012年06月20日(水)

 

 

やっと、最終的な仕様が決まり、

リリースすることになった、TM オイルクーラー。

 

 

 

 

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いやはや、長い道のりでした・・・・・・・。

 

 

エンジンオイル の開発と、同時進行 でしたので、

やっぱ、2年間も、「あ~でもない、こ~でもない」 と、やっていたんですよね・・・・。

 

 

 

でも、まぁ~、トコトン 開発できましたから、

最終仕様に、田中は、大満足です!!

 

 

リリースまでには、もう少し、時間がかかると思いますが、

いかにも、TM らしい商品をお届けできるように、

頑張ります!!

 

 

全国のスイフト乗りのみなさん、もう少々、お待ち下さいね!

 

 

 

 

 

 

エンジン
本日から正式リリース! TM-SQUARE エンジンオイル 「M16A」 !!

2012年06月05日(火)

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いよいよ、本日から、リリースがスタートした、

TM-SQUARE エンジンオイル 「M16A」

今日時点で、店舗在庫として、導入が決まっているのは、

スーパーオートバックス 八王子店  (担当 スポーツ 星野さん)    WEB サイト

スーパーオートバック 京都ワンダー店  (担当 スポーツ 杉田さん)  WEB サイト

スズキアリーナ 宏有皆野店 (担当 野口さん)  WEB サイト

となりますが、今後は、どんどん増えていく予定です。

このあたりは、田中のブログ または、 WEB サイト  にて、

お知らせしますね!

(代理店のみなさん、ぜひ、導入情報をお知らせ下さい!!)

もちろん、TM-SQUARE の WEB サイト でも、

本日より、購入可能となっております!!

TM-SQUARE WEB サイト

ベースオイルにも、

油温が高い状況での粘度にも、

「せん断」による、粘度低下の抑制にも、

油温があまり高くない状況での粘度にも、

添加剤のセレクションにも、

そして、最後の砦 新規化学物質 「FTソフトマター」 にも、

すべてに、こだわりと、スイフトへのマッチングを最優先させて

作り込みましたので、ぜひ、この性能を ご満喫下さいね!!

みなさん、よろしくお願いしま~す!

エンジン
TM エンジンオイル の WEB サイト 完成!

2012年06月04日(月)

 

 

 

 

 

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またまた、マニアックな、WEB サイト と、

なってしまいました・・・・・。

 

 

だって、全力で開発をかけて、作り上げた

スイフト専用 エンジンオイルですから、

書きたいこと、伝えたいこと が、たくさん ありました。

 

 

 

エンジンオイルって、「攻めか守りか」と聞かれれば、

田中にとっては、絶対に、「守り」のパーツです。

 

 

 

どんなときでも、ドライバーが、

エンジンのことを気にせず、攻めたい分だけ攻められる

これが、エンジンオイル の使命だと思うからです。

 

 

もちろん、サーキットで、0.1秒のアドバンテージが、欲しいなら、

ガッツリと、粘度を落として、エンジンオイルを攻めるパーツとして、

使用するのもアリかもしれません。

 

 

でも、そのために、踏まなければいけない、リスクの大きさを

このエンジンオイルを開発していて、イヤと言うほど、知りました。

 

 

だって、スイフトの油温 高過ぎますよ・・・・・。

 

 

 

オイルクーラーなしでサーキットを走ったら、

カンタンに 150℃ !

 

 

チューニングが進んだ、1号車なんて、

オイルクーラーを装着しても、140℃ ですからね・・・・・。

 

 

おまけに、オイルのデリバリーシステムも、

最新のシステムって、言えないんですよ・・・、「M16A」って。

 

 

この 油温 150℃ の環境で、連続走行して、

シッカリ油圧がかかるエンジンオイルは、やっぱ、少なかったです。

 

 

全開のときは、まだしも、

アクセルOFF + 強烈なG となると、やっぱね~。

 

 

 

 

開発の終盤、某メーカーの某オイルが、

とっても、守りの性能が高く、

 

なかなか牙城が崩せませんでしたが、

最後は、TM エンジンオイルに軍配が上がりました。

 

 

 

 

ですから、田中には自信ありますよ~。

 

 

 

 

また、エンジン内部の各状況も、

サーキット & ストリートを ガッツリ走ってから、

確認しましたので、「絶対!」って、言い切れます。ハイ。

 

(WEB サイト内には、エンジンオイル使用後の

各部エンジンパーツの写真も掲載されています)

 

 

 

田中が、普段から、よく口にしている、

「本当に良いものは、誰にでも良いものである」という言葉。

 

 

TM エンジンオイル 「M16A」は、

まさに、そんなオイルだと思います。

 

 

だって、サーキットでエンジンを守ってくれるエンジンオイルが、

ストリートで悪いハズがない・・・・・。

 

 

この守りの 「力」 が、ストリートでは、

交換サイクルの長さになるだけでなく、

もしものときでも、安心して、全開走行を可能にしてくれますからね。

 

 

 

 

ということで、明日から、いよいよリリースになる

TM-SQUARE エンジンオイル 「M16A」

 

みなさん、ヨロシクお願いしま~す!

 

 

 

 

TM-SQUARE エンジンオイル 「M16A」  WEB サイト

 

 

 

 

いや~、マニアな内容だ・・・・・・。

 

 

 

あっ、ちなみに、現在、「FTスフトマター」 の イラストと、

格闘中です・・・・・。

 

こちらは、近日公開となります!

エンジン
2012 勝手に「道場破り」 in 鈴鹿ツインサーキット (ドラテク編)

2012年05月30日(水)

  

いやはや、大変遅くなりましたが、

今夜は、3月に強行軍にて行いました、2012 勝手に「道場破り」。

最終章  鈴鹿 ツインサーキット(G)コース です。

 

 

 

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ここは、昨年も訪れており、そのときのタイムは、40秒0

(この時点での「道場破り」成立!)

 

 

しかし、道場破り以降に、「道場破り」破り? にて、ブレイクされていましたので、

なんとしても、負けられない 戦いだったのであります。

 

 

 

 

では、はじめましょう。

 

 

 

最終コーナー(⑨)を2速で立ち上がり、

ある程度、距離のあるストレートの半ばにて、3速にシフトアップ。

 

 

ストレート区間は、

1コーナー(①)のアプローチのために、コースの左側 ギリギリを走ります。

 

 

 

ストレートエンドの最高速は、

 

昨年 →  125km/h

今年 →  125km/h

 

エンジンは、同じノーマルエンジンなので、違いはありませんでした。

(それなのに、0.6秒も速くなったんですよね~~!!)

 

 

 

そして、1コーナー(①)に向けて、ブレーキング & 3→2 へシフトダウン。

 

 

少々、早目から、ゆっくりとステアリングを切り、

ややナナメに、ブレーキをリリースしながら進入します。

 

1コーナー(①)は、出口が、ワイドになっているのですが、

クリップをカスメルぐらいでは、曲がりきれないので、

縁石付近で、少しだけクルマが曲がってくれるのを待ち、

その後、アウト縁石(縁石のようなもの??) ギリギリを狙って立ち上がります。

 

 

 

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1コーナー(①)を立ち上がると、

ライン的には、③コーナーへの進入までの区間、

①コーナー出口 ②コーナー ③コーナー入口を ひとつのコーナーと見立て、

同じRで、旋回できるようなライン取りをします。

 

 

 

これで、ずいぶんと、S字コーナー(③④)が、楽になるんですね~!

 

 

 

S字コーナー(③④)は、全開でクリアーできますが、

 

縁石をショートカットすると、クルマはかなり不安定になりますので、

慣れるまでは、アクセルOFF にて走り、レイアウト、縁石の状況が

詳しく、理解できれば、全開にトライしてみてください。

 

 

 

また、このS字コーナー(③④)は、シフトアップのポイントが

かなり、悩ましい・・・・・・。

 

 

この部分は、昨年のドラテクにて、詳しく書きましたので、

 

こちらをご参考に!

 

 

 

なお、このS字コーナー(③④)立ち上がりは、このコースで、唯一、デンジャーなゾーンです。

 

④コーナー イン側の縁石に乗り、大きくバランスを崩してしまったら、

アクセルを踏むことをやめて、アウトの縁石付近は近づかないようにしてください。

 

もし、イン側の縁石に乗り、大きくバランスを崩した状態なのに、

アクセル全開のままなら、タイヤバリアがお待ちかねです(笑)。

 

ここは、ミスはミスとして、認める勇気が重要ですね。

 

 

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そして、2速ホールドのまま 次の ⑤ コーナー へと、向かいます。

 

 

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このコーナー、

今回走行した、F 700ポンド  R 500 ポンド のスプリングバランスなら、

ギリギリ イン側の縁石に乗ることができました。

 

 

ただ、縁石から降りるときに、

すでにトラアクションは、かかっていますから、

ドライブシャフトには、かなり負担がかかりそうな気がします。

 

 

 

ちなみに、この ⑤コーナーで、

インの縁石を使用しても、しなくても、

ラップタイムは変わりませんでしたので、

いくら、ドライブシャフトが強いスイフトと言えども、

縁石にタッチするかしないか、ギリギリのラインが、無難なような気がします。

 

 

 

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そして、⑤コーナー出口は、アウトいっぱいまで使用し、

⑥⑦コーナーへと向かいます。

 

 

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⑥→⑦コーナー のラインは、今回のセットでも、

⑦コーナー のクリップに対して、少し膨らませた方が、

⑦コーナー でのアクセルONが、早いため、今回も ⑦コーナーのアウトから進入。

 

 

また、今回のスプリングレートでも、

⑦コーナー イン側の縁石は、使用しない方が速かったため

イン側縁石には、ノータッチで走行しました。

 

 

 

 

で、昨年と今年の一番大きな違い、それは、この ⑦コーナー の曲がり具合でした。

 

スプリングレートのバランス、トーレスシムでの調整、

フロントキャンバーの増量?、

それに、ファイナルを 4.7 へ、 そして、フライホイールを軽量したことで、

クルマはかなり曲がり、曲がってからのピックアップも

格段に昨年より速くなったと思います。

 

 

 

 

73

 

 

 

それから、

パワーバンドの中で、⑦コーナー をアウトいっぱいに立ち上がり、

最終コーナー(⑨)へと、向かうのですが、

ここのラインが、またまた、悩ましい・・・・・・・・。

 

 

 

最短距離を優先すると、⑧~⑨のラインがタイトになり、

 

⑧~⑨のラインをワイドに取るためには、

アプローチ区間で、最短距離が、走れない・・・・・・。

 

 

 

ということで、田中のオススメ ラインは、

最終コーナー(⑨)の進入がタイトにならないレベルで、

一番距離が短いアプローチラインです。

具体的には、

 

 

 

⑦コーナー をアウトいっぱいに立ち上がって、

コースの半分まで行くか、行かないかぐらいまで、

クルマを右に振り、⑧~⑨コーナー にアプローチします。

 

 

でもって、リズム良く、⑧コーナー を全開でクリアーし、

最終コーナー(⑨)にアプローチするのですが、

ここで、ポイントがひとつあります。

 

 

 

 

⑧コーナー のイン側 縁石なのですが、

ショートカットのため、リアタイヤを縁石に乗せると、

ABSが、誤作動することがあります。

 

 

 

誤作動という言葉は、もしかしたら、正しくないのかも知れないのですが、

リアタイヤが縁石に乗り、降りる瞬間に、

ちょうどブレーキの開始となることから、

ASBが、激しく介入して、ブレーキがあまり効かなくなってしまうのです。

 

 

 

フィーリングとしては、ブレーキペダルが、

板を踏んでいるように、カチカチ になり、制動距離も伸びてしまいます。

 

 

ですから、⑧コーナー イン側の縁石を使用するラインは、

あまりオススメすることができません・・・・。

 

 

 

 

で、優しいブレーキングにて、最終コーナー(⑨)に飛び込んだら、

少々、クルマが曲がってくれるのを待って、

少しアクセルを開け、その後、全開にて、アウトいっぱいに立ち上がります。

 

 

最終コーナー出口の縁石は、かなりガタガタなので、

使用しませんが(失敗したときだけ使用します)、

それでも、アウト ギリギリを狙って立ち上がります。

(ある面、ピットロードに入るぐらいのラインとなります)

 

 

 

83

 

 

 

 

 

そして、後は、ひたすら全開でストレートを走るのですが、

ここでも、ひとつポイントがあります。

 

 

このストレート、前半部分は、登りになっていますので、

シフトアップ(2→3)の速さが効くんです!

 

 

もちろん、シンクロ付きのミッションですので、

レーシングカーのようには、シフトアップできませんが、

 

少しでも、素早くシフトチェンジができれば、

ストレートスピードに影響してきます。

では、下のグラフを見てください。

 

 

 

 

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最終コーナーをほぼ同じスピードで立ち上がり、

ストレートで、2→3 へ、シフトアップしている部分の

スピードのロガーですが、違いがわかるでしょうか?

 

 

そうです、赤ラインの方が、

微妙ですが、シフトアップが素早いことから、

3速に入ってからのスピードに違いが出ていますよね~。

 

 

 

シフトアップは、サーキット走行の基本中の基本。

 

上手くいくと、0.1秒ぐらいは、平気でラップタイムを

短縮できますので、普段から 練習しておいて、損はないと思いますよ~。

 

 

 

 

ということで、

田中ミノル式 鈴鹿ツインサーキット攻略法は・・・・・、

 

 

○ 1コーナー (①)は、ボトムスピードを落とさないように、

   可能な限り 出口をワイドに取るべし。

○ S字をより効率的に走るため、①コーナー の出口から、S字ひとつ目のクリップ(③)

   までを  ひとつの大きなコーナーとして、ライン取りを考えるべし。

○ S字の中(③④)は、どのライン取り、どこでのシフトアップが、一番車速がのるか

  必ずトライすべし。

○ ヘアピン(⑦コーナー)は、インの縁石ギリギリを走行するが、縁石にはタッチせず

  立ち上がり重視で走るべし。

○ 最終コーナーは、アプローチ区間を色々なリズムで走り、どのリズムが一番

   立上り区間でアクセルON のタイミングが早いか、確認すべし。

となります。

 

 

 

 

 

では、動画にて、各ポイントを確認してくださいね!

 

 

 

 

車載動画のみ

 

 

 

 

 

 

車載動画 + ロガー

 

 

 

 

以上、

2012 勝手に「道場破り」 in 鈴鹿ツインサーキット ドラテク編でした!!

エンジン
2012 勝手に「道場破り」 in 鈴鹿ツインサーキット (セットアップ編)

2012年05月30日(水)

  

今日は、鈴鹿ツインサーキット(Gコース)の

セットアップ編なのですが・・・・・、

 

モーターランド鈴鹿の攻略(いや、天候?)に手間取り、

3セッションだけの走行となりました。

 

 

 

オマケに、時間の関係で、

モーターランド鈴鹿にて、BEST が出た セットでの 走り出しとなりました。

 

 

 

ということで、走り出しのセットは・・・、

 

 

 

 

イニシャルセット

ホイール BBS       F 7.5J-16 +30  R 7.5J-16 +46

タイヤ KUMHO V700   F 225-45-16(中古/1分山) R 205-45-16(中古) 

内圧              F 2.7 R:2.9 (温間)

リアスタビ           38φ 

スプリング           F 65-07-600

                 R 60-06-500

ダンパー 減衰       F MAX 6戻し  R MAX 10戻し

キャリパー/ローター   F/R とも純正

ブレーキパッド       F 10F  R 03C

LSD             TM LSD   50-20 6.5kg

ファイナル         4.7  アールズ製 
          
エンジンオイル      TM-SQUARE 開発品 5W-40(継続使用)2イベント目

オイルクーラー      TM-SQUARE 開発品

                純正ヒートエクスチェンジャー取外しなし

車高             F  610  610

                R  590  590

トー              F  OUT 0:15  /  R トーレスシム(-30&-15) OUT 0:15  

キャンバー          F  実測 5.8度   /   R  並盛り 
 
フロント ロアアーム   TM-SQUARE 開発品

 

 

といった感じです。

 

 

 

 

モーターランド鈴鹿にて、相当、セットを変更しましたので、

おそらく、走り出しは、セットが合わないんだろうなぁ・・・・・と、

覚悟して、走り出したら・・・・・・・・、

 

 

 

 

13

走行コメント

①-1 イニシャル コメント  BEST 39.5   (気温)9.1℃/ (路温)18.8℃

  バランス OK  600/500 でも、ロールが大きいとは感じない

  ① コーナー ブレーキ ~ ターンインで、 U/S

  ⑤ ⑦ ⑨ コーナーは、良く曲がる

  トラクション強い

  ブレーキは、 10F/03C にて、OK 

  カナードが効いている

 

 

 

24

 

 

 

という結果に。

 

 

 

 

モーターランド鈴鹿のタイトコーナー対策で、

かなり、クルマを O/S 方向に振ったのに、

鈴鹿ツインでも、◎ なバランスでした。

 

 

こんなに、サーキットのキャラクターが違っても、

やっぱ、いいものは、いいんだと、改めて思い知りました。ハイ。

 

 

 

 

で、バランス的に、ある程度 出来上がっていましたので、

現在開発中の とあるサスペンションパーツを投入。

 

 

 

 

 

セット変更

  トーションビーム××× ON

 

 

 

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①-2  イニシャル コメント  BEST 39.6  

 

  リアの無駄な動きが、かなり小さくなる

  コントロールが簡単

  クルマが振られにくい

 

  ③ コーナー ハンドルを切り込むと、リアがグリップして、U/S 

  ① コーナー も、U/S 方向

 

 

 

 

とまぁ~、

ドライバビリティーは、すご~く 良くなるのですが、

今のバランスでは、U/S 方向でした。

 

 

しかし、リアのグリップは、かなり向上していますので、

今後、このパーツに合わせて、セットを合わせ込んでいきたいと思います。

 

 

 

 

 

でも、今回は、時間がなかったので、

あと、コンマ1秒 を削るためのバランス合わせに集中しました。

 

 

 

 

セット変更  

  トーションビーム××× OFF

  リアスタビ 38φ → 35φ

 

 

 

リアのロールを増やして、進入でもう少し、曲がるように、

リアスタビの強さを変更です。

 

 

 

②-1  イニシャル コメント  BEST 39.5   (気温)9.9℃/ (路温)17.8℃

  トーションビーム××× OFF により、リアの安定感は減少 (U/S 改善方向)

  しかし、まだ、バランス的には、少し U/S

  フロントタイヤは、かなり厳しい

 

 

 

 

セット変更

  R トーレスシム   -15  →  -30

 

 

 

タイヤの磨耗が、限界に近かったのですが、

もう少し、メカニカルで、U/S を抑制したかったので、

リアトーをもっと OUT に振りました。

 

 

 

 

②-2  イニシャル コメント  BEST 39.6  

  少し、リアがルーズにはなるが、曲がる方向

  バランス的には、まだ、O/S には、なっていない

  U/S は、タイヤの影響大

 

 

 

このあたりで、タイヤは限界と感じましたので、

少し山のあるタイヤに交換です。

 

 

 

 

セット変更

  タイヤ交換

  F  0分山  →   4分山
 
  R  3分山  →   8分山  

 

 

 

 

③-1  イニシャル コメント  BEST 39.4   (気温)9.3℃/ (路温)19.1℃

  F も、R ほどではないが、グリップが向上 し、タイムアップ

  Rのグリップは、大きく向上

  タイヤのバランスから、U/S 方向が強い

 

 

レコード、ブレイクです!

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ここで、さらなる、コンマ1秒を目指して、かなり強引な戦略に・・・・・・・・・・・。

 

 

 

 

セット変更

  R ウイング OFF

 

 

 

そうです。R ウイングを取り外しました。

TM のリアウイングは、かなり少ないドラックで、

有効なダウンフォースを発生させますが、

クルマが、U/S方向でしたので、TRY することに・・・・・・。

(1回やってみたかったので・・・・・・)

 

 

 

 

③-2 イニシャル コメント  BEST 39.5   

  ① コーナー の真ん中で、Rがルーズに

  コーナーでのボトムスピードが少し ↓

  ストレートスピードの比較では、ウイング レス が、1.5km/h 速い

 

 

 

とまぁ~、やっぱ、リアウイングの必要性を、実証する結果となりました。

 

 

 

 

 

そして、パワー的に、かなり厳しい戦いでしたが、

何とか、あのお方のレコードが、ブレイクできて、「ホッ」と、しましたね~。

 

 

 

 

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ということで、鈴鹿ツインのセットップポイントは・・・・、

 

 

○ 連続周回を考えるなら、ブレーキは強めにセットするべし。
   (F 10F  R 88B/89R/03C あたりのチョイスです)

○ クルマのセットは、① コーナーと ⑦ コーナー 出口をメインに、
  早目からアクセルが踏めるように、徹底的にアンダーステアを抑制すべし。

○ 非常にフラットなサーキットですが、コーナーがタイトなので、
   あまりハイレートなスプリングより、ある程度、リアが動くセットの方が
   曲がりやすいことを理解すべし。

○ かなり、全開率(アクセルを踏んでいる割合)が高いので、油温の上昇に注意すべし。

○ 空力デバイスは、2速コーナーでも効くので、積極的に TRY すべし。

 

となります。

 

 

 

 

ちなみに、サーキットの方にお聞きすると、

「最近、たくさんの スイフトが来られます」 ということでした。

 

大阪、京都、神戸からも、かなり近いので、

スイフトのメッカになりつつあるんですね~。

 

 

 

以上、2012 勝手に「道場破り」 in 鈴鹿ツインサーキット(Gコース)

セットアップ編でした!

エンジン
2012 勝手に「道場破り」 in モーターランド 鈴鹿 (ドラテク編) ②

2012年05月29日(火)

今夜は、

モーターランド鈴鹿 ドラテク ② を

ヘアピンコーナー(⑤)から、今回は、はじめたいと思います。

 

 

 

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ブレーキングは、50m 看板近辺ではじめますが、

ここも、コースのアウト側は、バンクが付いていません・・・・・。

 

 

 

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ですから、あまりアウトいっぱいからのアプローチは、

ブレーキング後半で、ハンドルが右にとられ、とっても危険ですのでお奨めしません・・・。

(だって、コースの右側は、ほとんどエスケープがありませんから・・・・)

 

そう、写真の服部兄ちゃんの愛車? に向かってのブレーキングは、かなりデンジャーです。

 

 

クルマ、半分ぐらい(服部兄ちゃんの愛車にギリギリ当たらないぐらい)

アウトには、スペースがあったほうが、安全です。

 

 

 

 

でもって、このヘアピンも、入口が下っていて、

 

 

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出口が登っています・・・・・。

  

 

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(ホント 意地悪なレイアウト・・・・・)

 

 

 

 

 

よって、飛び込んじゃ ラップタイムは出ません・・・。

そう、1コーナーと同様に、徹底的に、出口重視なのであります。

 

 

目安として、ブレーキングを開始するあたりに、

路面のギャップがあるのですが(50m 看板の少し先)、

ここからのブレーキングでは、遅すぎます。

 

 

また、ちょうど、このギャップから ブレーキを開始すると、

ABSが誤作動して、ブレーキが想像より効きませんので、

必ず、このギャップの手前からブレーキングを開始してください。

 

 

「ちょっと早いかなぁ・・・」、 ぐらいが、BEST なブレーキングポイントです。

 

 

もちろん、このヘアピンも、完全に立ち上がり重視で、

1m でも早く、アクセルが踏めるように立ち上がります。

 

 

 

 

 

 

 

そして、ここから、なかなか手ごわい、インフィールドセクションです。

  

 

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ヘアピンの出口はシッカリ縁石も使用し、立ち上がったら、

 

 

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次のコーナーは、右コーナーなので、

左いっぱいにクルマを振りたいところなのですが、

ここは、振っても、コース真ん中までにします。

 

 

 

理由は・・・・・・、「最短距離を走りたいから」 なのであります。

 

 

 

まず、インフィールドのひとつ目 ⑥コーナーは、コース真ん中から、

優しいブレーキングとともに、2速ホールドのまま 「なだらか」 に、進入します。

 

 

  

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ここでのポイントは、進入スピードにあります。

 

 

⑥コーナー クリップでのスピードが高ければ、

⑦コーナーまで、アクセルを一切踏むことなく、

軽い減速状態のまま走ることが可能となるからなのです。

 

 

 

もし、この、⑥~⑦コーナーのつなぎ部分で、

 

  

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アクセルを少しでも踏まなければ、ならないなら、タイムは出ないと思いますよ~。

 

 

 

だって、一番クルマが曲がる、少しだけ、減速した状態で、

長い距離を走ることが、タイトコーナーには、バツグンに効きますからね。

 

 

 

また、この ⑥~⑦コーナーは、だんだん「R」 が、

きつくなる ひとつのコーナーと捕らえて、

この減速状態で走れれば、かなりタイムが短縮できると思います。

 

 

理想は、⑥コーナーの飛び込みで、減速をはじめ、

⑦コーナーの立ち上がり寸前で、この減速が終了するのが、◎ です。

 

 

 

ライン的には、⑥コーナーは、長く 「なだらか」 にクリップをとり、

つなぎの部分は、コース真ん中か、少しイン側を走り、

⑦コーナー は、コーナー出口まで、インから離れないようします。

 

 

 

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そして、正面に、ポスト(白い鉄サク)が見えれば、

アクセルを踏みながら、それに向かって、⑧コーナーに、真っ直ぐアプローチします。

 

 

 

 

⑧コーナーも、非常にタイトな、複合コーナーです。

  

 

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軽いブレーキングの後、

複合コーナーの鉄則である、2つ目のコーナーに、ガッツリとクリップするのですが、

コーナーが、かなりタイトで 曲がり込んでいるため、

ひとつ目のコーナーも、クリップするラインでよろしいかと思います。

 

 

 

ここでのクルマのバランスは、

どうしても、U/S となりますので、ひたすら「ガマン」ですね。

 

 

 

 

シッカリ最後までインにくっ付いて曲がったら、

少しアクセルを踏み、また、アクセルOFF にし、

最後の難関 最終コーナー(⑨)にアプローチします。

 

 

 

 

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この最終コーナー・・・・・・、

写真をよ~く見ればわかるのですが、イン縁石の近辺が、陥没しています・・・・・・。

 

 

 

 

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ですから、キレイにトラクションを伝えたいなら、少し、インを空けるライン。

 

そう、雨ラインのように、

コーナーのクリップ付近のインを空けるラインで走ります。

 

 

 

また、ある程度、スプリングレートがソフトなら、

最短ルート(通常ライン)で走ることも可能です。

 

もちろん、イン側が、かなり窪んでいますので、クルマは大きく跳ね、

なかなか走りは安定せず、難易度は高いですが、最短距離は走れます。

 

 

 

田中のお奨めは・・・・・、少しインを空けて走るラインです。

でも・・・・、BEST ラップのときは、通常ラインで走ってますね・・・・・・。

 

 

 

 

 

 

とま~、とんでもなく、マニアックに、

モーターランド鈴鹿 攻略法をお伝えしましたが、

ご理解いただけましたでしょうか?

 

 

 

ではでは、車載映像 & 車載映像+ロガー を

ジックリと、ご覧下さい!

 

 

 

 

 

 

 

まずは、車載映像のみです!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、ロガー連動の動画もどうぞ!!

 

 

 

エンジン
TM アルミ ファン シュラウド 好評発売中!

2012年05月29日(火)

これからの シーズン

熱対策は、とっても 重要ですよね。

ということで、TM アルミ ファン シュラウド の宣伝です(笑)。

 

 

 

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このアイテムは、電動ファンのみに冷却を頼るのではなく、

走ることで、フロントグリル から入ってくる、走行風を有効活用して、

冷却効果を上げるパーツです。

では、解説しましょう。

走行風が、ラジエターを通過しにくい

アイドリングや低速走行時に、確実な冷却を行うため装着されている

純正電動ファン。

そして、その電動ファンにより、ラジエター全体から熱気を吸い出すために、

ラジエターを覆うカバーとして、純正ファンシュラウドも装着されています。

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しかし、走行風が大量に入り込む、サーキット、ワインディングでの

スポーツ走行時は、この純正ファンシュラウドは、大きなデメリットとなります。

だって、いくらラジエター前面に、大量の走行風が当たっても、

ラジエター背面をシュラウドにより覆われていますので、

ラジエターを通過できるのは、電動ファンによって吸い出される風だけと

なってしまうからです。

特に、高回転を多用するスポーツ走行では、発熱量が多いことから、

水温の上昇により、電動ファンが作動し続けてしまいます。

(とーぜん、電動ファンが回れば、ジェネレターの抵抗が大きくなり パワーダウンします)

そこで!

TM-SQUARE アルミファンシュラウド の登場です!

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このシュラウドは、電動ファン装着部以外は、スリット構造になっていますので、

走行風が、ラジエターを通過することが可能です。

結果、走行中は、ほとんど電動ファンが作動することなく、

走行風によってアクティブにラジエターが冷却できるという訳です。

また、TM アルミ ファン シュラウドは、

薄型、軽量のBILLLION製 電動ファンとのコンビネーションとなりますので、

オーバーハング部分の軽量化にも貢献(純正電動ファンは装着できません)。

もちろん、走行風が当たらない、アイドリングや低速走行時には、

BILLLION 電動ファンが作動しますので安心です。

これを、図解で説明すると、

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形状違いは、こんな感じで、

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低速時に、電動ファンが作動すると、純正はファンの作動部のみ

風が抜けますが、TM アルミ ファン シュラウド は、

電動ファン + スリットの部分から、風が抜ける仕組みとなります。

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また、高速時に、電動ファンが作動していない状況では、

スリットの部分から、かなり大量の風が抜けてくれます。

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そして、もし、高速時に、電動ファンが作動しても、

ノーマルより、多くの風が、ラジエターを抜けますので、

バッチリ、冷却できるという訳です。

なお、アイドリング時に、電動ファンが作動した場合のみ、

ラジエターを抜ける風量は、ノーマルの方が、若干多くはなりますが、

真夏の渋滞でも、まったく問題ないレベルです。

過給器付きの車輌や、エンジンチューニングが進んで、

発熱量の多い車輌は、もちろんのこと、ノーマルエンジンでも、

サーキット走行中は、電動ファンが作動しません

(ファンが作動しなくても、よく冷えちゃいます)ので、

ジェネレターの抵抗が減ることから、タイムアタックには、有効なパーツなのであります。

ちなみに、純正の電動ファンコネクターに、カプラーON で、装着できる

専用カプラーも、SET になっていますので、

装着は、さほど難しくないと思います。

(ラジエターのアッパーホースは、外しますが・・・・・・・)

以上、夏アイテムのご紹介でした!!

TM アルミ ファン シュラウド WEB サイト

エンジン
スイフト乗りのみなさん、BIG ニュースです!

2012年05月25日(金)

 先日、バラシを終えた、2号車のエンジン。

 

 

 

 

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OHの理由は、TMエンジンオイル の最終確認なのであります。

 

 

 

 

 

1年かかって、

TMエンジンオイルの最終仕様が決定し、

それから、新品のエンジンを組み、

 

 

 

そして、

開発テストも、道場破りも、

TMエンジンオイル だけを使用し、走行距離を稼ぎました。

 

 

 

 

 

 

で、いよいよ、結果が出たのです!!

 

 

 

 

 

 

エンジンをバラバラにして、

各部の磨耗等を徹底的に確認した結果、

 

 

 

 

27

 

 

 

 

 

 

 

セリザワ氏から、◎ をいただきました!!

いや~、自信はありましたが、

自分たちが、やってきたことが、肯定され、

なんだか、とっても満足です!

 

 

 

 

セリザワ氏の話では、

メタルをはじめ、カムもピストンもシリンダーも、

 

抜群に美しい・・・・、と、お褒めの言葉もいただきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

と、いうことで、

突然ではありますが、

 

今週末の SA京都ワンダー店 でのイベントにて、

田中が、こだわり抜いた TMエンジンオイルを 

プレリリース したいと思います!!

 

 

 

 

 

 

お値段は、4.5L で、¥10,500(税込)。

 

 

 

 

 

いや~、今週末の楽しみが、

また、ひとつ増えてしまいました・・・・・・・。

 

 

SA京都ワンダー店 イベント詳細

 

 

スイフト乗りの みなさん!

ぜひ、エンジンオイルのウンチクも、

聞きに来てくださいね~!!

 

 

 

 

36

エンジン
SA京都ワンダー TM コレクション  告知!

2012年05月25日(金)

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先日、スイフト界のカリスマ SA京都ワンダー の雄、

杉田さんが、ご来社され、

長時間におよぶ、打ち合わせの結果、

5/26 (土曜日)

5/27 (日曜日)

に開催される

SA京都ワンダー TM コレクション のイベント詳細が決定いたしました。

いやはや、今回のイベントも、

杉田さんの 職権乱用? により、

素晴らしい価格 になりました!!!!!

では、ご紹介しましょう!

まずは、

限定 1セット となる TMダンパーキット

HYPERCOスプリングのレート、レングス、

フロントキャンバー、

車高 等々、すべて、田中との完全打ち合わせ後の作業となり、

アライメントも、ぜーんぶ 込み込みで、

商品代金 ¥330,000 + 工賃  →  ¥337,000

(リアスプリングも直巻きタイプ)

商品代金 ¥330,000 + 工賃  →  ¥342,000

(リアスプリングが、TMタイプ)

現在、在庫が1セットしかなく、1名様 のみとなりますので、

ぜひ、予約をお願いいたします。

TMダンパーキット WEBサイト

そして、今回の目玉商品は・・・・、

TM フライホイール

商品代金 ¥55,000 + 工賃 + 純正部品  →  ¥86,500

事前予約なら、な、なんと!  ¥78,000 !

杉田さん、やり過ぎです・・・・・・。

工賃込みで、¥78,000 とは・・・・・・・・・。

(作業は、日帰りOK! 日程は要相談です)

TM フライホイール WEBサイト

そして、インテーク ECU  関係のプライスは・・・・・、

TM インテーク BOX

商品代金 ¥58,000 + 工賃 →  ¥63,000

事前予約なら、な、なんと!  ¥60,000 !

(TM ECU なら、バージョンアップ無料!!)

TM インテーク BOX & エアインテーク

商品代金 ¥77,000 + 工賃  →  ¥83,000

事前予約なら、な、なんと!  ¥80,000 !

(TM ECU なら、バージョンアップ無料!!)

TM ECU

商品代金 ¥85,000 + 工賃  →  ¥85,000

TM インテーク BOX & ECU

商品代金 ¥143,000 + 工賃  →  ¥129,000

事前予約なら、な、なんと!  ¥126,000 !

TM インテーク BOX & エアインテーク & ECU

商品代金 ¥162,000 + 工賃  →  ¥147,000

事前予約なら、な、なんと!  ¥144,000 !

TM ECU WEBサイト

TMインテーク WEBサイト

でもって、

HYPERCO スプリング は、

フロント スプリング 交換

商品代金 ¥29,400 + 工賃  →  ¥35,000

フロント スプリング  &  TM ピロアッパー

商品代金 ¥47,400 + 工賃  →  ¥53,000

リア スプリング 交換

商品代金 ¥29,400 + 工賃  →  ¥29,000

(HYPERCO直巻きタイプ)

ありえな~い!!!

リア スプリング 交換

商品代金 ¥30,000 + 工賃  →  ¥34,200

(TMタイプ)

リア スプリング & スプリングアタッチメント

商品代金 ¥61,400 + 工賃  →  ¥63,000

(HYPERCO直巻きタイプ)

HYPERCO スプリング WEBサイト

TM オリジナル ストリートスプリング WEBサイト

TM オリジナル サーキットスプリング WEBサイト

そして、最近 かなり人気の

TM トーションビーム & スタビ

商品代金 ¥143,000 + 工賃  →  ¥164,000

(ブレーキフルードが別途必要となります)

(下取りOKの場合は、¥20,000 を返金いたしますので、

¥146,000 となります)

TMトーションビーム & スタビ WEBサイト

そしてそして、定番の・・・・・・、

キャンバーシム 並盛

商品代金 ¥15,000 + 工賃  →  ¥20,250

キャンバーシム 大盛り

商品代金 ¥18,000 + 工賃  →  ¥23,250

そして、トーレスシム も、フェアー特別工賃なのですが、

リアトー計測 → 田中との打ち合わせ → 交換作業

といった、感じで、実際の数値を見ながら、装着したいと思います。

トーレスシム(-15/-30分仕様)

商品代金 ¥12,000 + 工賃  →  ¥17,250

事前予約なら、な、なんと!  ¥16,200 !

トーレスシム(-15/-30分仕様) +  ロングボルトセット

商品代金 ¥12,000 + 工賃  →  ¥19,750

事前予約なら、な、なんと!  ¥18,700 !

TM キャンバーシム WEBサイト

TM トーレスシム WEBサイト

また、

TM エアロパーツは、

TM フロント バンパースポイラー (FRP + FRP)

バンパー部/アンダーパネル部 塗り分け 仕様

商品代金 ¥105,000 + 塗装 + 脱着工賃  →  ¥137,550

バンパー部/アンダーパネル部 塗り分け(ライン入り) 仕様

商品代金 ¥105,000 + 塗装 + 脱着工賃  →  ¥141,750

TM フロント バンパースポイラー (FRP + CFRP)

バンパー部 塗装/アンダーパネル部 クリアー塗装 仕様

商品代金 ¥140,000 + 塗装 + 脱着工賃  →  ¥169,400

TM リア バンパースポイラー (FRP + FRP)

バンパー部/ディフューザーブ部 塗り分け 仕様

商品代金 ¥95,000 + 塗装 + 脱着工賃  →  ¥131,750

TM リア バンパースポイラー (FRP + CFRP)

バンパー部 塗装/ディフューザー部 クリアー塗装 仕様

商品代金 ¥130,000 + 塗装 + 脱着工賃  →  ¥166,750

TM サイドステップ (FRP + FRP)

サイドステップ本体/フラットパネル部 塗り分け 仕様

商品代金 ¥90,000 + 塗装 + 脱着工賃  →  ¥121,500

サイドステップ本体/フラットパネル部 塗り分け(ライン入り)

商品代金 ¥90,000 + 塗装 + 脱着工賃  →  ¥126,750

TM サイドステップ(FRP + CFRP)

サイドステップ本体 塗装/フラットパネル部 クリアー塗装 仕様

商品代金 ¥125,000 + 塗装 + 脱着工賃  →  ¥154,400

TM リアウイング

商品代金 ¥98,000 + 工賃  →  ¥103,250

TM フロント フェンダー(FRP)

フロント フェンダー本体、網の部分、ダクトの中の見える部分も 塗装

商品代金 ¥85,000 + 塗装 + 脱着工賃  →  ¥148,000

TM エアロパーツ WEBサイト

それから、

ZONE ブレーキパッド

HYPERCO スプリング

も、フェアー特別プライス フェアー特別工賃で、完全対応!

もちろん、全車種OKです!!

摩材や、レートのチョイスは、

現状と、ニーズを教えていただければ、

田中が、バッチリ チョイスのお手伝いをさせていただきます!!

すべての商品の

事前予約 (安くなりますよ~)

お問い合わせは、

スーパーオートバックス 京都ワウワンダーシティー

TEL 075-326- 0055

メール woowsport2012@yahoo.co.jp

スポーツ担当 杉田さん まで、よろしくお願いいたします!

(もちろん、当日 にご購入いただくパーツの装着も、OKです)

WEB サイト はこちら

いやはや、にぎやかな、イベントになりそうですね~。

ということで、

田中も、杉田さんも、弊社スタッフも、

みなさんのお越しをお待ちしております~!!